【株式市場】日経平均は430円安、後場再び下値を探り2万5000円の大台を割る

東京証券取引所

◆日経平均は2万4790円95銭(430円46銭安)、TOPIXは1759.86ポイント(34.17ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し18億7340万株

 3月8日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が前引けに比べて100円ほど下げて始まり、その後もジリ安となった。ソニーG<6758>(東1)、ファナック<6954>(東1)、キヤノン<7751>(東1)は大引けまで堅調だったが、前場好材料視された原油相場の反落が鈍化したこと、北朝鮮の核施設で動きがあると伝えられたことなどを受け、日経平均は14時過ぎに前場の安値を割り、大引けは2020年11月以来の2万5000円を割り大幅続落となった。

 後場は、ぷらっとホーム<6836>(東2)が一段ジリ高となり反発幅を広げ、追加でネットワークに新機能を導入できる超コンパクトサーバーの発表など好感。フライトHD<3753>(東2)は三菱UFJニコスとの提携によるカード決済事業の拡大などに期待強く出直り再燃。アスカネット<2438>(東マ)は業績予想の増額など好感され一時ストップ高。テーオーHD<9812>(JQS)はウクライナが焦土となれば木材資源も高騰するとの見方が言われ前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。

 東証1部の出来高概算は増加し18億7340万株(前引けは8億6163万株)、売買代金は4兆768億円(同1兆9386億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は346(前引けは821)銘柄、値下がり銘柄数は1788(同1266)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がり(前引けは10業種が値上がり)し、下落率の小さい業種は、精密機器、電機機器、倉庫運輸、サービス、医薬品、機械、陸運、金属製品、不動産、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る