【株式市場】日経平均は195円高のあとダレるが好決算銘柄など買い旺盛

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万614円06銭(93円70銭高)、TOPIXは1665.85ポイント(6.02ポイント高)、出来高概算(東証1部)は25億8408万株

チャート15 5日後場の東京株式市場は、円安基調への転換などが好感されて取引開始後に日経平均が195円12銭高(2万715円48銭)まで一段高となったが、今夜、米6月貿易収支や7月ISM非製造業景況指数が判明するため次第に模様ながめムードが強まり、第1四半期決算が好調だった日本水産<1332>(東1)が発表直後から急伸するなど、個別物色の色彩を強めた。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均など主な指数はすべて高い。

 鹿島<1812>(東1)が昨日発表の四半期決算などを材料に大幅続伸となり、好決算への期待から大成建設<1801>(東1)などの建設株が軒並み高となった。大手不動産株もドイツ証券の強気評価などが伝えられて軒並み高。ノジマ<7419>(JQS)は第1四半期決算が好調で後場も急伸したまま推移し、ワイヤレスゲート<9419>(東マ)も昨日の第2四半期決算発表を好感して高い。

 本日新規上場のエスケーホーム<1431>(福Q、売買単位100株)は買い気配を上げて好調なスタートとなり、9時30分に公開価格800円)を14%上回る910円で初値がついた。その後926円まで上げたが、後場は売買交錯となり終値は830円だった。

 東証1部の出来高概算は25億8408万株(前引けは13億4941万株)、売買代金は3兆1905億円(同1兆6361億円)。1部上場1889銘柄のうち、値上がり銘柄数は1072(同1175)銘柄、値下がり銘柄数は687(同580)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、金属製品、不動産、精密機器、建設、海運、非鉄金属、ゴム製品、ガラス・土石、繊維製品、などとなった。

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