PALTEKの12月期第2四半期は半導体事業が好調で2ケタ大幅増益

■新規取引顧客の産業機器向けの売上高が増加

 PALTEK<7587>(JQS)は5日、12月期第2四半期連結累計業績を発表し、売上高が133億8百万円(前年同期比14.0%増)、営業利益が7億47百万円(同78.8%増)、経常利益が7億13百万円(同83.2%増)、四半期純利益が4億54百万円(同99.0%増)となり、増収2ケタ大幅増益を達成した。

 売上高については半導体事業が大幅に増加した。特に、新規取引顧客の産業機器向けの売上高が増加したこと、他に既存の医療機器および産業機器向けのFPGA、ブロードバンド通信機器向けの特定用途ICなどが堅調に推移した。営業利益については人件費の増加などにより販管費は増加したが、売上高が伸長したことに加えて、円安進行により仕入値引ドル建債権の評価額が大幅に増加したため原価が押し下げられたことなどにより大幅に増加した。また、経常利益については補助金収入を計上した一方で、支払手数料および為替差損などを計上した。

 今期通期の業績予想は、前回公表(7月9日上方修正)を据置き、売上高は260億円(前期比12.3%増)、営業利益は10億50百万円(同4.1%増)、経常利益は10億10百万円(同4.1%減)、純利益は6億Ⅱ5百万円(同11.0%増)と増収増益を見込んでいる。

 通期業績予想に対する第2四半期の進捗率は、売上高48.4%、営業利益62.3%、経常利益は62.3%、四半期純利益61.8%に達した。

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