イワキの前16年11月期は減損損失計上により最終赤字となるが、営業・経常利益は大幅増益を達成

■今期は前期で利益率の改善が進んでいることから大幅増益を見込む

 イワキ<8095>(東1)の前16年11月期は、減損損失計上により最終利益は赤字となるが、営業・経常利益は大幅増益を達成した。

 前16年11月期連結業績は、売上高551億21百万円(前年同期比0.5%減)、営業利益9億77百万円(同74.6%増)、経常利益10億71百万円(同54.3%増)、純利益△5億93百万円(前年同期△1億43百万円)であった。

 最終利益が赤字となった要因は、連結子会社であるメルテックスが保有している固定資産について、地価の下落並びに継続的な営業損失の計上により減損の兆候が認められたことから、将来の回収可能性を検討した結果、不動産鑑定評価額に基づき帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失10億43百万円を計上した影響による。

 今期は前期で利益率の改善が進んでいることから、売上高580億円(前期比5.2%増)、営業利益13億60百万円(同39.2%増)、経常利益14億円(同30.6%増)、純利益8億40百万円と増収大幅増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る