【株式評論家の視点】デザインワン・ジャパンは口コミ・ランキングサイト「エキテン」運営、今8月期97%増益

株式評論家の視点

デザインワン・ジャパン<6048>(東マ)は、今年4月30日に東京証券取引所マザーズ市場に上場。「Webマーケティング技術」や「システム開発力」を活かし、国内最大級の店舗の口コミ・ランキングサイト「エキテン」、全国の会社情報、顧客満足度ランキングサイト「カイシャファイル」、タブレット・スマホ用アンケートシステム「ファンタッチ」を運営している。

主力事業である「エキテン」の登録店舗獲得のためのテレマーケティングをはじめとした事業運営体制の強化に加え、ネット予約管理システム「エキテン簡単予約」及びAndroid版「エキテンアプリ」をリリースするなど、ユーザー向けサービスの向上に注力しているほか、店舗ユーザーに対し、より多くの情報を発信出来るよう新たなオプションプランの提供を開始。今2015年8月期第3四半期末における「エキテン」の無料店舗会員数は81,602店舗、有料店舗会員数は9,796店舗。

今2015年8月期・第3四半期業績予想は、売上高が6億3300万円、営業利益が2億2800万円、経常利益が2億1800万円、純利益1億3100万円に着地。

通期業績予想は、売上高が9億0400万円(前期比66.0%増)、営業利益が3億2100万円(同97.8%増)、経常利益が3億1100万円(同90.0%増)、純利益が1億8700万円(同88.2%増)と大幅増収増益を見込んでいる。

株価は、今期業績予想の上方修正を手掛かりに、7月9日に上場来の高値6690円と買われた後、5000円どころで下値を固め8月4日高値6470円と買い直されて上げ一服となっている。スマートフォンの普及に伴って、店舗・企業のO2O(オンラインにある情報や活動が、オフラインである実店舗への購買・来店に影響を及ぼす手法や施策)に対する関心・注目の高まりを背景に、スマートフォン経由のトランザクションの増加が見込まれることから、020市場の更なる拡大で今後もビジネスチャンスが拡がると期待される。目先25日移動平均線に接近する場面があれば、突っ込み買い妙味は膨らもう。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る