【株式市場】日経平均は201円高、後場は伸び悩むが終値で4日ぶりに2万6000円台を回復

◆日経平均は2万6175円56銭(201円71銭高)、TOPIXは1880.88ポイント(5.12ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億1114万株

 1月10日(火)後場の東京株式市場は、前場上げた大手商社株が急速に値を消して推移し、自動車株は上値の重い相場になった一方、日本製鉄<5401>(東証プライム)は高値圏で値を保ち、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は一段ジリ高となった。日経平均はやや値を消して186円高で始まり、226円高の2万6200円を上値に小動きを続け、大引けはややダレ模様となったが、終値での2万6000円台を4取引日ぶりに回復し3日続伸となった。

 後場は、米パウエルFRB議長のスピーチが10日に予定とされ、これまでも金利情勢を巡る予測次第で波乱含みとなってきたため様子見気分があり、ユビキタスAIコーポレーション<3858>(東証スタンダード)が同社サービスへのルネサスエレクトロニクスの参画発表が材料視され後場急伸など、材料株物色が活発。アイ・ピー・エス<4335>(東証スタンダード)は自社株買いなど好感され前後場とも終日買い気配のままストップ高。スマレジ<4431>(東証グロース)は12月の「スマレジ」登録店舗数の推移が好調とされ一段と上げ、10月6日上場のFIXER<5129>(東証グロース)は上場初日につけた上場来高値を更新し、12月20日上場のmonoAI technology<5240>(東証グロース)は同2日目につけた上場来高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は11億1114万株(前引けは5億7192万株)、売買代金は2兆7554億円(同1兆4598億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は955(前引けは1163)銘柄、値下がり銘柄数は809(同583)銘柄。

 東証33業種別指数は19業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、機械、海運、ガラス土石、非鉄金属、鉱業、電気機器、化学、繊維製品、卸売り、証券商品先物、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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