Sharing Innovationsは業績予想を約2ヵ月で一転増額修正、上場来の安値圏から出直る

業績でみる株価

■11月に下方修正したが約2ヵ月で増額修正

 Sharing Innovations<4178>(東証グロース)は1月20日、5%高の1106円(56円高)まで上げた後も堅調に推移し、1ヵ月近く続く底練り相場から出直る様子を見せている。19日の15時30分、2022年12月期の連結業績予想の増額修正を発表し、好感されている。22年11月に下方修正しており、約2ヵ月でこれを見直すこととなった。株価は上場来の安値圏にあり、経験則的に自律反騰が発生しても不自然ではないとの見方が出ている。

 11月の下方修正では、「営業や中堅エンジニアのリソース不足が今回の原因と考えており」(発表リリースより)などとし、体制強化などに取り組むとした。これに対し今回は、「クラウドインテグレーション事業で11月単月に過去最高の受注を獲得」し、「デジタルトランスフォーメーション事業内のシステムソリューション事業において、11月14日公表の計画から稼働が増えることで大型案件の売上が増加した」ことなどが寄与した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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