アニコムHDが第1四半期決算を見直す形で反発し上場来高値

株式市場 銘柄

 ペット専用保険などのアニコム ホールディングス<8715>(東1)は後場13.9%高の3070円(375円高)まで上げ、株式分割などを考慮した上場来の高値に進んだ。6日に2016年3月期・第1四半期決算(4~6月、連結)を発表し、翌7日は軟調だったが、「保険会社の決算はよく見ないとわからない」(市場関係者)との声があり、土・日をはさんで見直す動きが強まったようだ。

 第1四半期決算(4~6月、連結)は、売上高に相当する経常収益が前年同期比24.0%増加して64億400万円となり、経常利益は同29.6%増加して4億9100万円となった。異常危険準備金戻入益が想定より低かったが、これは計上時期にズレが生じたことが要因で第3四半期には計上の見込みとした。「E/I損害率」が14年3月期・第2四半期以降8四半期連続で対前年同期を下回り、動物病院の繁忙期に応じて第1、第2四半期に上昇する傾向がある中で注目するよう様子がある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る