【株式市場】日経平均は116円高、米NASDAQ高など好感、12月中旬以来の2万7000円台

◆日経平均は2万7518円75銭(116円70銭高)、TOPIXは1969.27ポイント(4.10ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し7億4947万株

 2月3日(金)前場の東京株式市場は、米NASDAQ指数の2日連続大幅高などを受けて値がさの半導体関連株や電子部品、精密機器株などが上げ、東京エレク<8035>(東証プライム)など日経平均への寄与度の大きい銘柄の上げ活発。ソニーG<6758>(東証プライム)や日本酸素HD<4091>(東証プライム)などは四半期決算や業績予想の増額など好感されて活況高。日経平均は52円高で始まったあと次第に急伸し、午前10時40分頃には210円52銭高(2万7612円57銭)まで上げ、取引時間中としては2022年12月16日以来の2万7000円台。前引けも上げ幅100円台を保った。

 Zホールディングス<4689>(東証プライム)が傘下のヤフー、LINEとの3社統合など好感されて活況高。テンポイノベーション<3484>(東証プライム)は四半期決算の大幅増益と業績・配当予想の増額修正が好感され実質上場来の高値。日本エム・ディ・エム<7600>(東証プライム)は1月末発表の四半期決算を再評価とされて再び大きく出直り、極洋<1301>(東1)は業績上振れ期待などで昨年来の高値。DNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)は三井化学<4183>(東証プライム)との提携など評価する買い再燃とされ出直り拡大。ブシロード<7803>(東証グロース)は人気ゲームのスマホ向け新アプリ今春リリースなど好感され活況高。寿スピリッツ<2222>(東証プライム)も四半期決算と業績予想の増額など好感され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し7億4947万株、売買代金は1兆7044億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は565銘柄、値下がり銘柄数は1198銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、精密機器、電気機器、証券商品先物、海運、医薬品、サービス、輸送用機器、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る