日本紙パルプ商事は第3四半期の営業利益57.7%増など好感され一段高

■「海外卸売」事業の好調が目立ち同事業の売上収益は61%増加

 日本紙パルプ商事<8032>(東証プライム)は2月8日の後場、13時に第3四半期決算を発表し、株価は一段と強含んで7%高に迫る5540円(340円高)まで上げ、2月2日につけたばかりの上場来高値5610円に向けて上値を指向している。第3四半期の連結営業利益(2022年4~12月・累計)は前年同期比57.7%増の163.38億円となり、据え置いた通期予想額の86%に達した。通期業績の上振れ観測などが強まっている。

 第3四半期決算(2022年4~12月・累計)の売上収益は同31.0%増の4218.54億円だった。「海外卸売」事業の好調が目立ち、海外卸売事業は、紙及び板紙の販売価格上昇に加えて円安の寄与が加わり、同事業の売上収益は前年同期比60.9%増の2256.16億円となった。経常利益は、特に米国、英国において大幅な増益となったことから同期259.8%増の104.57億円となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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