人民元を巡る懸念が急速に後退し資生堂やコーセーが堅調転換

株式市場

 資生堂<4911>(東1)が13時30分を回り本日現在高の3062.0円(85円高)となり、朝方の2891.0円(89.0円安)を下値に大きく回復し、コーセー<4922>(東1)も朝方の1万1810円(430円安)から1万2610円(370円高)と大きく回復している。

 中国が11日から3日続けて人民元の対ドル基準値を切り下げ、ドルを介した「元安・円高」が訪日観光客のサイフを締める懸念が出ていたが、中国人民銀行の会見として正午頃から「中国人民銀行は、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が力強いことを踏まえると、人民元が継続的に下落する根拠はない、と指摘した」(ロイター通信)との報道や、「張暁慧・行長助理(総裁補佐に相当)が「元が下落する土台はなく、将来は元高トレンドに戻る」とコメントしたと伝わった」(日経速報ニュース)などと伝えられ、懸念が急速に後退する雰囲気となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る