【株式市場】人民元を巡る懸念が後退し好決算株も高く日経平均は反発

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万595円55銭(202円78銭高)、TOPIXは1667.95ポイント(6.22ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億2065万株

チャート15 13日後場の東京株式市場は、本日で3日連続の切り下げとなった中国の人民元を巡り、昼頃から中国人民銀行の安定化を目指す会見内容が断続的に伝えられ、人民元を取り巻く懸念が後退。このところ下げていた訪日観光客関連の三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)資生堂<4911>(東1)などが出直りを強めて堅調相場に転換し、日経平均も14時30分前に一時241円14銭高(2万633円91銭)まで上げた。前場は安かったTOPIX、JPX日経400インデックスも高くなった。

 後場は、訪日観光客関連株の回復が目立ったほか、原発の再稼働の拡大などに期待する動きがあり東京電力<9501>(東1)などの電力株が軒並み堅調となり、大成建設<1801>(東1)が過去20年の最高値に進むなど、建設株が四半期好決算やリニア新幹線関連物色の再燃などで連日軒並み高。クロスマーケティング<3675>(東マ)は本日決算を発表する予定で期待が高揚し、ルーデン・ホールディングス<1400>(JQG)は四半期決算が好調で活況高。エイジア<2352>(東マ)日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)も高い。

 東証1部の出来高概算は24億2065万株(前引けは12億7038万株)、売買代金は2兆8890億円(同1兆4313億円)。1部上場1889銘柄のうち、値上がり銘柄数は830(同583)銘柄、値下がり銘柄数は927(同1178)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、倉庫・運輸、医薬品、海運、小売り、鉱業、繊維製品、保険などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る