【編集長の視点】TACは1QのV字回復業績を見直し低位値ごろ割安株買いが再燃して急反発

編集長の視点

TAC<4319>(東1)は、12円高の283円と5日ぶりに急反発して始まっている。今3月期第1四半期(1Q)業績が、V字回復し期初予想の今期通期利益を上回って着地したことを見直し低位値ごろ妙味を手掛かりに割安株買いが再燃している。1Q決算発表時には、ストップ高を交えて年初来高値まで75%高した急騰特性の再発揮期待も高めている。

■公認会計士講座、税理士講座などの個人教育事業が好調に推移

同社の1Q業績は、前年同期比3.5%増収、40.5%営業増益、41.9%経常増益、40.9%純益増益と増収・大幅増益転換し、利益は、期初予想の3月通期業績をすでに2億1200万円~1億2100万円上回った。前年同期は、消費税増税前の駆け込み需要の反動減が大きい決算期となったが、このマイナス影響が一巡し、個人教育事業で、公認会計士講座、税理士講座、公務員講座などを中心に多くの講座の売り上げが伸び、講師料、教材制作のための外注費、賃借料などのコスト削減を継続、法人研修事業でも、景気回復に伴って企業の採用人員が増加しているほか、既存社員の人材育成に注力する企業が増え、内定者研修や職階別研修などの受注が、好調に推移したことなどが寄与した。

2Q累計・3月通期業績は、同社の取り扱う資格試験の本試験が、7月~8月に実施されるものが多く、業績予想に関しては8月以降の次年度向けコースの申し込み状況をみたうえで判断する必要があるとして、現段階では期初予想を据え置いた。3月通期業績は、売り上げ199億6100万円(前期比2.2%増)、営業
利益6億3000万円(同4.5倍)、経常利益5億9400万円(同47.0%増)、純利益3億7500万円(同80.2%増)とV字回復を見込んでいる。

■年初来高値への急騰幅の半値押し水準からPER13倍台の割安修正に再発進

株価は、全般相場急落の波及で突っ込んだ年初来安値204円から今期1Qの好決算に反応してストップ高を交えて同高値357円まで75%高し、この急騰幅の半値押し水準まで調整した。PERは13倍台と割安であり、業績期待を高めて高値奪回に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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