【狙い場・買い場】電子部品商社フーマイスターエレクトロニクスの3Qは56%増益、PER5倍台

狙い場・買い場

フーマイスターエレクトロニクス<3165>(JQS)は、業績好調で割安感があることから、注目したい。

同社は、電子部品・電子材料・電子機器メーカーを結ぶ電子部品のグローバル商社で、メーカーと共にエレクトロニクスの未来を切り拓き、エレクトロニクス業界における「マイスター」の地位確立を目指している。スマートフォンの販売好調を背景に、それに採用されている半導体の需要が旺盛に推移、LCDモジュール事業が回復しているほか、小型スマートウォッチに採用された有機EL用封止材と太陽光パネルの受注が増加している。

13日大引け後に発表した今2015年9月期・第3四半期(3Q)決算は、売上高755億4200万円(前年同期比3.7%増)、営業利益7億7900万円(同56.3%増)、経常利益12億1900万円(同2.2倍)、純利益7億7500万円(同2.9倍)に着地。

通期業績予想は、売上高1000億円(前期比19.1%増)、営業利益9億円(同81.6%増)、経常利益13億円(同58.7%増)、純利益8億円(同2.2倍)を見込んでいる。年間配当は期末一括35円継続を予定している。

株価は、3月18日に上場来高値1985円、5月28日高値1984円と買い直された後、1800円を軸にモミ合っている。ジャパンディスプレイ向けLCDモジュールが回復しているほか、韓国LGの小型スマートウォッチに採用された有機EL用封止材が増加しており、来16年9月期も業績好調が見込まれる。今期予想PER5倍台、PBR0.65倍と割安感があり、上放れする可能性が高く、短期的に注目したい。

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