マルマエ:7月度受注残高(月次概算)、年間最高額を更新

写真=分野別 過去一年間の四半期売上高と月次受注残高の推移

■半導体=受注・出荷検収好調、FPD=高水準維持、主軸揃い踏みで寄与

精密部品加工マルマエ<6264>(東マ)は、受注・出荷検収の好調が続いているが、先に発表された7月度受注残高(概算)は、FPD分野の252百万円と過去1年で最多受注となり、高水準受注が続く半導体、回復傾向のその他分野を加えた全体額も月次で過去1年間の最高額を記録した。

製造装置市場には減速感が見られるが、同社の受注額好調は、消耗品の伸びに加え、取引先への受注品種拡大努力が奏功し大きな影響を受けていない模様だ。FPD分野はパネルの規模を問わず伸びが続くようだ。

同社では「半導体分野は、中長期的には真空パーツを中心に受注拡大傾向は続く見通しだが、短期的には市場環境に連れ減少する可能性があります。FPDは当面、受注高水準持続の見通しであり、また、各種携帯端末の需要動向が不透明なその他分野も、通信系の部品受注拡大で一定の受注確保できる」と見ている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る