【株式市場】日経平均は129円高、円安関連株や行楽関連株など堅調

◆日経平均は2万7647円82銭(129円57銭高)、TOPIXは1977.85ポイント(11.17ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億2868万株

 3月29日(水)前場の東京株式市場は、円相場が早朝の水準を高値に軟化傾向となったことなどを受けホンダ<7267>(東証プライム)などがジリ高傾向となり、行楽関連のオリエンタルランド<4661>(東証プライム)や三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)、JR各社などもしっかり。ソフトバンクG<9984>(東証プライム)は出資先の中国アリババ集団の組織改革など好感されて上げ日経平均に寄与。日経平均は取引開始直後の12円77銭安(2万7505円48銭)を下値に上げ、午前10時40分過ぎに170円85銭高(2万7689円10銭)まで上げ、前引けもしっかりだった。きょう29日は3月期末の配当・優待を確保する買付期限(権利付最終日)。

 ブイ・テクノロジー<7717>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり大口受注など好感も前場はほぼ寄付き天井状態。ブレインパッド<3655>(東証プライム)はAI関連でトップ若返りによる期待買いなどとされ次第高。櫻護謨<5189>(東証スタンダード)は再び一段と上げてストップ高となり業績・配当予想の大幅増額修正への評価拡大の様子。シルバーエッグ・テクノロジー<3961>(東証グロース)は12月決算と今期予想など連日材料視され2日連続ストップ高。

 新規上場のAnyMind Group(エニーマインドグループ)<5027>(東証グロース)は1000円(公開価格も1000円)で初値をつけ、午前11時にかけて1086円(公開価格の約9%高)まで上げ、前引けは1000円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億2868万株、売買代金は1兆2843億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1492銘柄、値下がり銘柄数は284銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、鉱業、ゴム製品、パルプ紙、輸送用機器、空運、不動産、情報通信、ガラス土石、非鉄金属、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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