【株式市場】日経平均は111円安、2日続落だが後場は主力株の値戻し目立つ

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7574円43銭(111円97銭安)、TOPIXは1941.50ポイント(6.81ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億9111万株

 12月8日(木)後場の東京株式市場は、午前中の円高が次第に弱まり、ホンダ<7267>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)が下げ幅を縮め、日本製鉄<5401>(東証プライム)は一段と強含み、日本郵船<9101>(東証プライム)や住友商事<8053>(東証プライム)は一段ジリ高など、鉄鋼、海運、大手商社株も堅調となった。前場強かった薬品株も第一三共<4568>(東証プライム)などが上げ幅を保って推移。日経平均は一段値を戻して176円安で始まり、150円安前後で小動きを続け、大引けは2日続落だが一段値を戻した。

 後場は、JVCケンウッド<6632>(東証プライム)が一段と続伸幅を拡げ、3種類の重低音を選んで楽しめる「ACTIVE EQ」を新たに搭載した新製品の発売など好感。メドレー<4480>(東証プライム)も一段と上げ、東証グロースからの「昇格」(11月28日付)や業績上振れ期待など材料視。森永製菓<2201>(東証プライム)も一段と強含み11月末に実施した発行株数の9.96%相当の自己株消却の効果など期待。ワイエスフード<3358>(東証スタンダード)は中盤から一段と強含み変更報告書による個人株主の買い増しを受け思惑増幅。サスメド<4263>(東証グロース)は一段と上げてストップ高となり不眠治療アプリの承認迫るとの見方。

 東証プライム市場の出来高概算は10億9111万株(前引けは5億3376万株)、売買代金は2兆6997億円(同1兆3109億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は630(前引けは385)銘柄、値下がり銘柄数は1096(同1383)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは4業種)の値上がりにとどまり、海運、医薬品、卸売り、金属製品、食料品、陸運、小売り、水産農林、パルプ紙、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る