メドレックスは『MRX-5LBT』への期待に加え需給悪化懸念が次第に薄れ再び上値を指向

■DWTIと共同開発する帯状疱疹後の神経疼痛治療薬候補

 メドレックス<4586>(東証グロース)は4月5日、再び上値を指向する相場となり、14%高の200円(25円高)まで上げて3日ぶりに200円台を回復した後も190円(15円高)前後で売買され、直近の高値220円(2023年3月30日)に迫っている。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)<4576>(東証グロース)と米国で共同開発している帯状疱疹後の神経疼痛治療薬『MRX-5LBT(リドカインテープ剤、商標名Lydolyte)』について、米国での再申請を発表した翌30日から2日間で約36%高と急伸し、その後は半値押し水準で値固めの様子だったが、4月3日発表の新株予約権の月間行使状況を受けて再び動意を強めている。

 第25回新株予約権の3月月間の行使(新株発行)状況は760個(7万6000株)で、予約権の発行総数の0.99%だった。大量行使とまではいかないが、行使が進み、今後行使される予約権の数が漸減傾向のため、新株発行による需給悪化の懸念が次第に薄れる傾向になり、買い安心感が再燃してきたようだ。『MRX-5LBT』は、米国で行った追加試験の結果が良好につき、あらためて申請した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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