【株式市場】日経平均は115円高、円安など受け紙パルプ除く全業種が値上がり

◆日経平均は2万7633円98銭(115円67銭高)、TOPIXは1976.55ポイント(11.11ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は低調で3億9027万株

 4月10日(月)前場の東京株式市場は、1ドル132円台への円安や日銀新総裁への期待などで鉄鋼、海運、運輸などの景気敏感株から銀行、不動産、小売りなど幅広く買い優勢となり、東証33業種別指数は紙パルプを除く32業種が値上がりした。日経平均は140円高で始まり、ほどなく219円18銭高(2万7737円49銭)まで上げ、その後は伸び悩んだが前引けも上げ幅100円台でしっかりの推移となった。

 ダイコク電機<6430>(東証プライム)が再び上値を追いスマートパチスロ好調などに加え7月に設立50周年のため期待強い様子。Fast Fitness Japan<7092>(東証プライム)は約1か月ぶりに高値を更新しフィットネス回復などによる業績上振れなど期待。大日光・エンジニアリング<6635>(東証スタンダード)はリチウムイオン電池の長寿命化に関連との説やPBR回復に向けた取組への期待など言われ急伸。フィット<1436>(東証グロース)は引き続き不動産アセットマネジメント企業との提携など好感され上値を指向。かっこ<4166>(東証グロース)は「カメラのキタムラ」への納入などで3日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は低調で3億9027万株、売買代金は9283億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1262銘柄、値下がり銘柄数は465銘柄。

 東証33業種別指数はパルプ紙を除く32業種が値上がりし、海運、その他製品、保険、鉱業、ゴム製品、石油石炭、陸運、空運、非鉄金属、医薬品、鉄鋼、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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