トレジャー・ファクトリーがストップ高、最高益決算と中期計画の上方修正・増配など好感され注目集中

■向う3年間の経常利益は年平均11.9%増の計画に

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は4月13日、急伸スタートの後も次第高となって上値を追い、午前10時過ぎにストップ高の1643円(300円高、22%高)まで上げて実質的な上場来の高値を大きく更新、そのままストップ高で買い気配を続けている。12日の通常取引終了後に2023年2月期の連結決算と中期経営計画のローリング(上方修正・増配など)、自己株式の取得(自社株買い)を発表し、年間配当は23年2月期の18.5円(株式分割調整後の額)から今期は21円、来期は25円、来々期は30円を目指すとしたことなどで注目集中となった。

 23年2月期の連結決算が予想を上回る大幅増収増益となり、過去最高を更新したことを受け、中期経営計画を上方修正してローリングし、新たに26年2月期の計画を作成した。連結経常利益の計画は24年2月期に28.7億円(従来計画比31.1%増加)とし、25年2月期は32.5億円(同33.2%増加)、26年2月期の計画は36.7億円とした。3年間の年平均成長率は11.9%になる。

 また、年間配当は、業績の状況等により変更となる可能性があるが、24年2月期は1株当たり21円(従来計画比3円増)を目指し、25年2月期は25円(同5円増)、26年2月期は30円を目指すとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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