【株式市場】日経平均は25円高、NY株安と円高などを受けTOPIXは軟調

◆日経平均は2万8108円67銭(25円97銭高)、TOPIXは2006.05ポイント(0.87ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億4973万株

 4月13日(木)前場の東京株式市場は、NY株安と円高などを受けて半導体関連株などが高安マチマチとなり、ここ活況高だった大手商社株や海運株にも上げ一服の銘柄が散見された。一方、政府の大阪カジノ容認方針を受けて櫻島埠頭<9353>(東証スタンダード)が2日連続ストップ高など関連株物色は旺盛。三菱地所<8802>(東証プライム)などは中盤から小高くなった。2月決算の好調な銘柄や自社株買い銘柄も買われ、トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)はストップ高。日経平均は朝寄り直後の130円69銭安(2万7952円01銭)を下値に持ち直し、午前11時前には34円64銭高(2万8117円34銭)まで上げ、前引けも小高かった。

 コメダホールディングス(コメダHD)<3543>(東証プライム)が急伸して上場来の高値に進み、今期も拡大予想の2月決算と中期計画の上方修正など好感。ハイデイ日高<7611>(東証プライム)は今期の大幅増益見通しなど好感され活況高。くろがね工作所<7997>(東証スタンダード)はPBR0.6倍とあって改善策への期待継続とされ3月末の決算発表を機に始まった上げ相場が再び一段高。グッピーズ<5127>(東証グロース)は業績予想の増額など好感され2日連続大幅高。

 4月12日に新規上場の月面開発事業会社ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)は午前11時過ぎに1000円(公開価格254円の3.9倍)で初値がつき、1162円まで上げて前引けは1135円。民間宇宙船で初の月着陸が早ければ5月26日にも実現と発表した。

 東証プライム市場の出来高概算は4億4973万株、売買代金は1兆1356億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は804銘柄、値下がり銘柄数は933銘柄。

 東証33業種別指数は17業種が値上がりし、倉庫運輸、小売り、鉱業、医薬品、精密機器、その他金融、不動産、化学、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る