アイシンのリアルタイム音声認識アプリ「YYProbe」が25万ダウンロード突破、11自治体に実証実験で採用

■自治体窓口で聴覚障がい者や高齢者とのコミュニケーションに活用

 アイシン<7259>(東証プライム)が自社開発したリアルタイム音声認識アプリ「YYProbe(ワイワイプローブ)」が、25万ダウンロード※を突破した。また、2023年3月から愛知県刈谷市でも実証実験を開始し、実証実験への採用は愛知県内や山口県内などの計11自治体となった。(※リアルタイム音声認識アプリ「YYProbe」と「YY文字起こし」のiOS版累計ダウンロード数)

■リアルタイム音声認識アプリ「YYProbe」とは

 25万ダウンロードを突破したリアルタイム音声認識アプリ「YYProbe」とは、人工知能(AI)を活用した高精度な音声認識システムにより、発言をリアルタイムで文字化し、スマートフォンなどに表示するアプリ。騒音の中でも素早く正確に「声」を識別するアイシン独自のアルゴリズムを搭載し、高い処理速度と認識精度を実現している。

 また、よく使う言葉(人名、地名、略語など)を「辞書登録」することで音声認識の精度を上げることができ、日本語・英語・中国語・ポルトガル語の4カ国語のリアルタイム翻訳にも対応している。(無料版は英語のみ)

■コミュニケーション支援ツールとして自治体でも実証実験

 2021年3月からアイシン社内の聴覚障がい者が働く職場のコミュニケーション支援として同アプリの使用を開始し、現在は聴覚障がい者や高齢者とのコミュニケーション支援ツールとして自治体でも実証実験が行われている。愛知県安城市や山口県阿武町など計11自治体で実証実験に採用されており、今後も拡大が見込まれている。

 アイシンはデジタル技術を活用した新たな価値を生み出し、社会課題を解決する商品やサービスの拡大を通じ、持続可能な社会の構築に貢献する活動を進めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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