【株式市場】日経平均は336円高となり6日続伸、後場は半導体株が持ち直し食品株も強い

◆日経平均は2万8493円47銭(336円50銭高)、TOPIXは2018.72ポイント(10.79ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億2794万株

 4月14日(金)後場の東京株式市場は、自動車株や鉄鋼株が引き続き軟調に推移した一方、大手商社株は引き続き高い。半導体関連株や電子部品株には持ち直す銘柄がみられ、信越化<4063>(東証プライム)などは堅調。味の素<2802>(東証プライム)やハウス食品G<2810>(東証プライム)は一段ジリ高。住友不<8830>(東証プライム)などの不動産株もしっかりとなった。日経平均は278円高で始まり、上げ幅300円前後で推移し大引けは6日続伸。戻り高値に進んだ。

 後場は、Sansan<4443>(東証プライム)が一段ジリ高となり第3四半期の大幅増益など好感。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は昨日のストップ高に続き続伸幅を拡大。マツオカコーポレーション<3611>(東証プライム)も一段高となり製造を受託するファーストリテイリング<9983>(東証プライム)の好決算を受けて期待拡大。カーチスホールディングス<7602>(東証スタンダード)は中国企業との提携など材料視され終日ストップ高。東邦金属<5781>(東証スタンダード)は核融合に関する政府方針の報道を受け14時過ぎから急伸しストップ高。上場3日目のispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)は月面着陸機の26日着陸期待などでストップ高。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)はがん治療用抗体に関する米国での学会発表に期待強まり連日一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億2794万株(前引けは5億5597万株)、売買代金は2兆9323億円(同1兆5191億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1234(前引けは1172)銘柄、値下がり銘柄数は519(同542)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、卸売り、小売り、倉庫運輸、水産農林、鉱業、その他製品、石油石炭、電力ガス、建設、非鉄金属、化学、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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