【株式市場】前場の日経平均は174円安、米エヌビディア下落や円高など影響

◆日経平均は3万8188円85銭(174円76銭安)、TOPIXは2620.45ポイント(11.85ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億9123万株

 2月21日(水)前場の東京株式市場は、米エヌビディアの下落を受けて半導体関連株への買いが手控えられ、円高のため自動車、電子部品、機械株も総じて小動きとなり、全般に上げ一服相場が継続する様子となった。一方、商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株や三菱商事<8058>(東証プライム)などは堅調。日経平均は171円安で始まり、直後に233円04銭安(3万8130円57銭)まで下げたが、その後は持ち直し傾向となり前引けは174円安にとどまった。

 BEENOS<3328>(東証プライム)が急伸し投資ファンドのアセット・バリューによる保有判明と伝えられ思惑高揚。日本マイクロニクス<6871>(東証プライム)は今期の大幅増益予想など好感した急伸相場が再燃とされ一段高。スノーピーク<7816>(東証プライム)はMBO(経営陣による買付)と制限値幅の拡大を受け一段高。ハブ<3030>(東証スタンダード)は株主優待の拡大が好感され急伸ストップ高。メディアリンクス<6659>(東証スタンダード)はKDDIの映像電装システムに製品採用など好感され急伸ストップ高。くふうカンパニー<4376>(東証グロース)は大規模な自社株買いが好感されストップ高。ノイルイミューン・バイオテック<4893>(東証グロース)は武田薬品とのライセンスを解消した一部開発品に新たな動き出る可能性など言われ急伸ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億9123万株、売買代金は2兆2690億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は414銘柄、値下がり銘柄数は1201銘柄。

 東証33業種別指数は7業種が値上がりし、海運、ゴム製品、建設、ガラス土石、食料品、卸売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る