マネーフォワードが急伸、第1四半期の売上高43%増など好感され1年ぶりに6000円台

業績でみる株価

■「SaaS ARR」も大きく伸び赤字でも内実は好調の見方

 マネーフォワード<3994>(東証プライム)は4月17日、飛び出すような急伸相場となり、一時17%高の6040円(890円高)まで上げて2022年4月以来の6000円台に進み、午前11時を過ぎても6000円前後で売買されて活況高となっている。14日に第1四半期決算(2022年12月~23年1月)を発表し、連結業績は各利益とも赤字だったが金額は横ばい圏にとどまり、売上高が前年同期比42.8%増加したことなどに注目が集まっている。インボイス制度が施行されれば収益面にも変化が出てくるとみられている。

 発表資料によると、「SaaS ARR」は前四半期比20億円増加し、過去最大の純増となった。ARR(Annual Recurring Revenue:年次経常収益)は、SaaS関連事業などで広がっているサブスクリプション収益の伸びを示す指標として注目されており、売上高とともにARRの伸びが大きいため、連結決算は赤字でも内実は好調と受け止められているようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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