【株式市場】日経平均は50円高となり反発、後場は半導体株の回復目立つ、TOPIXは小幅安

◆日経平均は2万8657円57銭(50円81銭高)、TOPIXは2039.73ポイント(0.65ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億2255万株

 4月20日(木)後場の東京株式市場は、前場中盤から小高くなった東京エレク<8035>(東証プライム)が一段ジリ高など半導体関連株の上げが強まり、首相がG7参加国の経済界関係者の会合で半導体や希少金属の保護に向けた行動計画を打ち出す姿勢を披露とされ買い人気再燃。J.フロントリテ<3086>(東証プライム)などの百貨店株も一段と強含み、3月の訪日観光客の急増など好感。紙パ株はPBR1倍割れが多く改善期待など言われ高い。日経平均はほぼ前引けと同水準の20円高で始まり、13時に87円49銭高(2万8694円25銭)まで上げ、大引けも堅調で前日比で反発となった。

 後場は、ポピンズ<7358>(東証プライム)が一段と強含んで小規模保育施設の受け入れ年齢拡大方針など好感。トランザクション<7818>(東証プライム)は一段と上げて出直りを強め19日に四半期決算説明会資料を公開し再評価の動き。サイバーステップ<3810>(東証スタンダード)は新作ゲームのリリース開始など好感され一段高。ヴィッツ<4440>(東証スタンダード)は製造業DXを支援する新ソリューションなどに期待強まり一段高。上場2日目のエキサイトホールディングス(エキサイトHD)<5571>(東証スタンダード)は高値を更新。Waqoo<4937>(東証グロース)は紫外線対策の技術か新製品に関する動きがあるとかで急動意となりストップ高。トリプルアイズ<5026>(東証グロース)はAI顔認証技術に期待強く3日連続ストップ高。

 20日新規上場の南海化学<4040>(東証スタンダード)は買い気配で始まり、取引開始から1時間を経過した午前10時半前に2533円(公開価格1740円の46%高)で初値がつき、その後ストップ高の3035円(同74%高)まで上げ、後場は買い気配のまま大引けとなった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2255万株(前引けは4億4741万株)、売買代金は2兆2428億円(同1兆1026億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1027(前引けは1044)銘柄、値下がり銘柄数は702(同671)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり上位は、パルプ紙、小売り、電気機器、保険、銀行、証券商品先物、機械、空運、建設、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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