いなげやは2日続けて大幅高、イオン、U.S.M.Hと「関東における1兆円のSM構想」に期待継続

■25日に3社連名で経営統合を発表し注目集中

 いなげや<8182>(東証プライム)は4月27日、2日続けて大幅高となり、午前10時過ぎに24%高の2000円(393円高)まで上げて一気に2020年以来の2000円に進み、値上がり率では東証プライム銘柄の1位に顔を出している。25日の17時半、イオン<8267>(東証プライム)、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)<3222>(東証スタンダード)と3社連名で、「関東における1兆円のSM構想実現のための経営統合」を発表。規模的にいなげやへの恩恵が最大とされ、連日買い集中となっている。

 いなげやは、1900年に東京都立川市で創業し、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)でスーパーマーケット事業とドラッグストア事業を展開している。連結売上高は2500億円前後。U.S.M.Hはマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東などのスーパーを展開し、連結売上高は7000億円台。

 発表によると、今般、イオン、いなげや及びU.S.M.Hは、今後更なる競争激化が見込まれる首都圏地域において、スピード感をもってお客さまのニーズに応え続け、地域社会と共生し、ともに成長、地域の持続可能な未来を築いていくためには、各社の関係をより一層深化させ、「関東における1兆円のSM構想」を進めることが最適であるとの考えに至った。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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