小林製薬と近畿大学は共同研究によりセージエキスとビタミンC誘導体の新規シミ抑制メカニズムを発見

■オートファジー活性に着目し、世界初のシミ対策技術に応用

 小林製薬<4967>(東証プライム)は4月27日、近畿大学との共同研究により、セージエキス及びビタミンC誘導体がシミの原因となるメラニンの生成を抑制する新規なメカニズムを発見したと発表した。

 この研究成果は、小林製薬が開発した美白化粧品「ホワイトニングリフトケアジェル」の有効成分であるセージエキス及びビタミンC誘導体の作用機序を解明するもので、国際的な学術雑誌「Scientific Reports」に掲載された。

 セージエキス及びビタミンC誘導体は、メラニンの生成に関与する酵素であるチロシナーゼの活性を直接的に阻害するだけでなく、チロシナーゼの発現を調節する遺伝子であるMITFの活性を間接的に抑制することで、メラニンの生成を二重に阻止することが明らかになった。これは、従来の美白成分では見られなかった新規なシミ抑制メカニズムである。

 同社は、この研究成果をもとに、セージエキス及びビタミンC誘導体を配合した美白化粧品の開発・販売を積極的に推進していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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