アクセル、&DC3、セルシス、WEB3関連の要素技術とAI技術の活用領域で戦略的パートナーシップを締結

■DC3:WEB3関連の要素技術を取り入れたコンテンツ流通基盤ソリューション

 アクセル<6730>(東証スタンダード)、&DC3と&DC3の親会社であるセルシス<3663>(東証スタンダード)は5月12日、WEB2.5時代を見据えたコンテンツ流通基盤ソリューション「DC3」を提供する&DC3が実施する第三者割当増資を、アクセルとセルシスが引き受けること、さらにはアクセル、&DC3及びセルシスの3社間で戦略的パートナーシップを締結すると発表した。

 「DC3」は、WEB3関連の要素技術を取り入れたコンテンツ流通基盤ソリューション。DC3は現在稼働しているアニメ、電子書籍、動画、音楽といったあらゆるデジタルコンテンツサービスに容易に組み込むことができる。DC3が組み込まれたサービスでは、それらのデジタルデータを唯一無二の「モノ」として、あたかも「所有」しているかのように取り扱え、許可されたコンテンツであれば、編集や加工等を行うことも可能になる。これにより、従来の「配信」型サービスでは難しかった、サービスを横断したコンテンツの活用や二次流通などが安全に行えるようになる。

 今回、アクセルは&DC3が提供する、「DC3」の理念に賛同し、&DC3及び親会社のセルシスと戦略的パートナーシップを締結した。

 戦略的パートナーシップにおいては、コンテンツ流通基盤ソリューション「DC3」に向けてアクセルが保有するアプリケーション暗号化技術を使用したライセンス管理ソリューションを共同で開発することで合意した。アクセルが保有する、ソースコードを書き換えずにアプリケーションを暗号化する基幹技術等を、「DC3」ソリューション上で流通させるコンテンツをダウンロードする仕組みに実装することで、DC3で流通させることのできるコンテンツの幅を広げ、DC3の利便性向上とともに、DC3ソリューションの価値向上を目指していく。

 また、今回の資本提携を機に、アクセルは&DC3の親会社であるセルシスとも一層の関係強化を図り、アクセルの基幹技術を使用して、セルシスが提供する「CLIP STUDIO PAINT」上で利用できるAIフィルタープラグインの共同開発を行うことでも合意した。クリエイターが抱えるAIへの懸念に配慮し、それらへの対策も考慮しながら、クリエイターの創作活動を支援する環境の構築を目指していく。

 アクセル、&DC3及びセルシスは、3社の技術アセットや知見を結集し、より豊かな社会の実現に向けて、WEB3関連の要素技術やAI等を用いた先端技術の社会実装に貢献していくとしている。

■アクセルについて

 アクセルは、高度なアルゴリズム開発から製品化を担うソフトウェア・ハードウェア開発まで一貫した開発体制を保有する先端テクノロジー企業。大規模なLSIの設計開発に加え、機械学習/AIや暗号・ブロックチェーン技術等の先端技術を社会実装することで、デジタル技術によるビジネス改革に貢献することを企業使命としている。

■&DC3について

 &DC3(アンドディーシースリー)は、セルシスの100%子会社として2022年6月に設立された。あらゆるデジタルデータを唯一無二の“モノ”として扱うことで、WEB2.5時代のデジタルコンテンツ流通を実現する基盤ソリューション「DC3(ディーシースリー)」や電子書籍配信ソリューションの提供を通じ、デジタルコンテンツビジネスの新たな可能性を開拓していく。

■セルシスについて

 セルシスは、「クリエイションで夢中を広げよう」をミッションに掲げ、クリエイションを取り巻くすべての人をデジタル技術でサポートする。イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」や「CLIP STUDIO」などの創作活動をサポートするサービスを通じて、世界中の方々が、クリエイションを通じた多彩な体験を楽しんでいただけるよう支援を行っている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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