【株式市場】TOPIXが33年ぶりの高値に進む、日経平均は202円高、3万円への期待広がる

◆日経平均は2万9828円71銭(202円37銭高)、TOPIXは2122.85ポイント(8.00ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し8億3159万株

 5月16日(火)前場の東京株式市場は、日経平均3万円への期待が広がりつつあるとされて買い意欲の強まる相場となり、日立製<6501>(東証プライム)やパナソニックHD<6752>(東証プライム)が高値を更新するなど主力株への買いが強く、NYダウの6日ぶり反発もあり、アドバンテスト<6857>(東証プライム)など日経平均への影響度の大きい銘柄が多い半導体関連株の上げも目立った。JR西日本<9021>(東証プライム)や東武鉄道<9001>(東証プライム)などの鉄道株も軒並み高値を更新し、値上げ了承と伝えられた電力株も高い。日経平均は211円高で始まり、午前10時過ぎの264円25銭高(2万9890円59銭)を上値に一進一退となったが、前引けも上げ幅200円台を保ち2021年以来の高値を更新した。

 TOPIX(東証株価指数)は朝方に2126.14ポイント(11.29ポイント高)まで上げる場面を見せて21年9月の高値を上回り、1990年8月以来、約33年ぶりの高値に進んだ。

 鹿島<1812>(東証プライム)が一段高となり、3月決算と自社株買いの発表など好感。キュービーネットホールディングス<6571>(東証プライム)は第3四半期の大幅増益と通期予想の増額修正が好感され急伸。シダー<2435>(東証スタンダード)は今期の大幅増益予想など好感され2日連続ストップ高。Abalance<3856>(東証スタンダード)は第3四半期決算と通期予想の増額修正が好感され一時ストップ高。cotta<3359>(東証グロース)は第2四半期決算など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し8億3159万株、売買代金は1兆7756億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は845銘柄、値下がり銘柄数は898銘柄。

 東証33業種別指数は22業種が値上がりし、電力ガス、鉱業、小売り、医薬品、建設、パルプ紙、食料品、電気機器、その他金融、倉庫運輸、機械、その他製品、鉄鋼、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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