大阪ガスと大林組がAI気象予測サービスで安全な建設現場管理を支援

■2025年大阪・関西万博開催予定地「夢洲(ゆめしま)」で実証実験

 大阪ガス<9532>(東証プライム)と、大林組<1802>(東証プライム)は5月17日、AI技術を用いた高精度な気象予測情報を建設現場で活用することで、安全で効率的な施工管理を支援する「建設工事向けAI気象予測サービス」の開発に共同で着手したと発表。今後、2025年大阪・関西万博の開催予定地である「夢洲(ゆめしま)」にて実証実験を行う。同件は、2022年12月の法改正で気象予報士を介さない気象予測結果の提供が可能となったことを活用した取り組み。

 このサービスでは、AI技術を活用して高精度な気象予測情報を提供し、気象条件に応じた工程調整や労働者の健康管理などを実現することを目指している。具体的な取り組みとしては、大阪ガスの気象予測技術と現地の気象観測データを組み合わせた高精度な予測情報の提供や、建設現場の作業に合わせた気象情報の加工・提供、効果的な情報伝達手段の検討などが挙げられる。

 実証実験では、夢洲エリアの建設現場での運用を通じてサービスの有用性を評価し、将来的には他の建設工事にも展開していく予定である。また、大阪府・大阪市のスーパーシティ構想や夢洲プラットフォームにおいても気象予測の活用が検討されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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