オルガノは続伸基調で高値に迫る、首相が「半導体投資を要請」と伝えられ大型の設備投資需要に注目強まる

■営業利益は前期40%増、今期予想は5%増だが上ぶれ期待

 オルガノ<6368>(東証プライム)は5月19日、続伸基調で始まり、取引開始後は3620円(130円高)まで上げて約1か月半ぶりに3600円台を回復し、年初来の高値3675円(2023年4月3日)に迫っている。超純水装置の大手で、G7首脳会合を前に、岸田首相が「半導体投資を要請、米台韓の大手7社幹部と会談」(日経速報ニュース5月18日午前11時台)などと伝えられ、大規模な設備投資需要への期待が広がっている。18日は、米マイクロン・テクノロジー幹部が日本の拠点の半導体工場に5000億円を投資する方針と伝えられた。

 3月決算は5月12日に発表済みで、連結営業利益は2023年3月期が前期比40.2%増だったが今期・24年3月期の予想は5.2%増とした。当期純利益は今期減益の予想とした。このため、大型の設備投資需要が起これば業績への注目も大きくなる可能性がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る