パナソニックHDは「戦略説明会」での取組方針など好感され高値を更新

■車載電池事業への重点投資などに期待強まる

 パナソニック ホールディングス(パナソニックHD)<6752>(東証プライム)は5月19日、一段高となり、朝の取引開始後に6%高の1508.0円(83.5円高)まで上げて2021年10月以来の高値に進み、後場も1465.0円(40.5円高)で始まり、強い相場となっている。18日に「パナソニックグループ戦略説明会」を開催し、2030年度までに「全事業会社のCO2排出実質ゼロ」をめざすとしたことや、「グループ全体のCO2削減貢献量の6割を占める車載電池へ重点投資」を掲げたことなどが注目されている。また、株価はまだPBRが1倍以下の水準のため、引き続き東証が上場銘柄に要請するPBR向上に向けた取組も期待されている。

 車載電池事業では、高容量化・レアメタルレスでリチウムイオン電池業界をリードする競争優位性があること、北米市場での生産で先行していること、などがあり、全社的な車載電池の生産能力を2030年度に22年度の約4倍に拡大するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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