アンジェスは前後場とも次第高、「早老症治療剤」の承認申請が買い材料視されたとの見方

株式市場 銘柄

■5月12日に発表、株価は17日から上げ目立ち始める

 アンジェス<4563>(東証グロース)は4月19日、前後場とも次第高の相場となり、13時30分にかけては11%高の118円(12円高)まで上げて出直りを強めている。5月12日に「早老症治療剤『ゾキンヴィ』の製造販売承認申請に関するお知らせ」を発表し、株価の上げが目立ち始めたのは17日の10%高(10円高の110円)あたりからだが、この承認申請に期待する買いが強まったと見られている。

 発表によると、「ゾキンヴィ」は、米アイガー社(Eiger BioPharmaceuticals Inc.、米国カルフォルニア州)が米国で2020年11月に承認を得て販売されている。アンジェスが22年5月に日本における独占販売契約を締結した。23年3月に厚生労働省により希少疾病医薬品(オーファン・ドラッグ)に指定された。対象疾患は、乳児早老症といわれる「ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群(HGPS)」と「プロッセシング不全性のプロジェロイド・ラミノパチー(PL)」。早老症の中でも特に症状が重い疾患で、現時点では確立した治療法は存在しない。使用患者数は、数名程度から開始することになるという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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