【チャート診断】日本郵船は値動き伴い短期ディーリング可能に、中期は利まり狙いで仕込める

チャート診断

日本郵船<9101>(東1・売買単位1000株)は、今年3月に買われたあとはおとなしい動きだったが、おとなしくても全般が下げるときは一緒に下げ年初来安値に沈んでいる。燃費軽減を評価するかどうか。

<株価の歩みと現在位置>

2014年10月の247円をボトムに今年3月の388円までほぼ半年の相場だったが、この間の上昇率は57.0%と大きいものだった。しかし、3月高値の後、5月に385円と買い直されたが、高値更新ならずダブルトップとなって下げに転じた。

去る、7月9日には323円と一旦は底打ちしたものの、戻り力が弱く、足元では年初来安値314円と沈んでいる。高値に対しては8合目水準で株価沈没とまでは至っていない。

<マーケットの視点>

海運業界最大手だけに中国、欧州など世界景気の動向が気がかり。一方で原油相場急落で燃料費の軽減効果が期待される。世界景気と原油相場の間で強弱感が揺れ動く展開といえる。

第1四半期(4~6月)の営業利益は、通期見通しに対する進捗率が20.7%にとどまった。今後、燃費軽減で上振れの可能性が強まるかどうかが注目される。信用買残は目立って多いということではないが、少ないということでもない。

<方向と短期中期判断>

24日に大きい窓開けをして下げているので保有株者の心理は、「戻したら手放なしたい」という気持ちが強まっているものと思われる。ただ、短期筋にとっては、これまで動きの小さかった同社株に大きい値動きが伴ってきたことでディーリング対象になっていると見られる。

1株利益32.4円、配当1円増配の年8円の内容で、とくに、利回りは約2.5%と高い。急ぎ旅でない長期投資家には9月中間と来年3月の配当狙いにはよい水準だろう。株価の方向としては安値圏での横ばいだろう。

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