日経平均、前引けに比べ150円近く高く始まる、後場一段と回復、日銀の大規模緩和維持を改めて好感

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■円相場は1ドル140円40銭前後で小動き

 6月16日午後の東京株式市場では、日経平均が前引け値に比べて150円近く高い3万3456円48銭(29円01銭安)で始まり、ほどなく58円高(約3万3543円)と堅調転換する場面を見せて大きく持ち直している。日銀が6月15、16日にわたって開催した金融政策決定会合で、現行の大規模金融緩和を維持と伝えられた。今回の会合は緩和維持が濃厚とされ話題性に乏しかったが、あらためて安心感が広がった。

 「長期金利の許容上限は0.5%程度のままとし、マイナス金利政策や上場投資信託(ETF)の買い入れといった措置も維持した。物価や賃金の動向を慎重に見極める必要があると判断し、現行の金融政策を継続して経済の下支えを続ける」(日本経済新聞のWebサイト6月16日午前11:48)と伝えられた。

 円相場は1ドル140円40銭前後(15日夕方に比べ80銭ほど円高)で推移している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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