日経平均500円高、2週間前につけたバブル相場崩壊後の高値に迫る

■NY株高に加え、日銀が国債オペ方針で低金利維持を示したと安心感

 7月3日午前の東京株式市場では、日経平均が328円高で始まった後も上値を追う展開となり、午前10時頃から上げ幅が500円を超えて推移し、10時30分過ぎに3万3710円12銭(521円08銭高)まで上げ、2週間前につけたバブル相場崩壊後の高値3万3772円69銭(2023年6月19日、1990年3月以来の高値)に迫っている。

 前週末のNY株がダウ285ドル高などと全面高だった上、日銀の金融調節姿勢が現れる長期国債の買いオペ(オペレーション)について、日銀が6月30日に7~9月の運営方針を発表したと伝えられ、買い入れ額を据え置いたため低金利維持の姿勢が示されたと受け止められ、安心感が再燃している。半導体関連株や電子部品株、機械、建機、鉄鋼、商社株などが上げているほか、銀行株や不動産株も高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る