タカトリはSiCパワー半導体への期待強まり次第高、ロームの大口受注など買い材料視

■市場規模は約10年後に23倍とのの予測も伝えられる

 タカトリ<6338>(東証スタンダード)は6月21日、次第高となり、午前11時にかけて7%高の6080円(410円高)まで上げて年初来の戻り高値に進み、今年3月2日以来の6000円台を回復、後場も13時にかけて6000円台で売買されている。

 次世代パワー半導体の素材として注目されるSiC(シリコンカーバイド)加工用のSiC専用ワイヤーソーシステムで先行し、ローム<6963>(東証プライム)が20日付で世界的な電動化ソリューションの大手ヴィテスコ・テクノロジーズ(独)から2030年までに1300億円以上の取引額のSiCパワーデバイス関連取引契約を発表したこと、「富士経済はSiC半導体の市場規模が23年の2293億円から35年には約23倍の5兆3300億円に膨らむと予測する」(日本経済新聞6月20日付朝刊)と伝えられたことなどを受け、連想買いが強まったとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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