東京応化工業など半導体材料株が活況高、官民ファンドによるJSR買収を受け国策主導で業界再編の思惑

■レゾナックHD、住友ベーク、フジミインコーポなど3軒並み値上がり

 東京応化工業<4186>(東証プライム)は6月26日、急反発で始まり一段高となり、午前9時30分にかけて16%高の9280円(1247円)まで上げ、約2週間ぶりに年初来の高値を更新し、上場来初の9000円台に進んでいる。半導体用フォトレジストの世界的大手で、6月24日、半導体材料などの開発製造を行うJSR<4185>(東証プライム)に対し官民ファンドの産業革新投資機構が株式取得と伝えられ、国策主導で業界再編が活発化する思惑が波及した。JSRをはじめレゾナック・ホールディングス<4004>(東証プライム)や住友ベークライト<4203>(東証プライム)、フジミインコーポレーテッド<5384>(東証プライム)なども取引開始から値上がりしている。

 JSRは24日午後、東証適時開始を通じて「本件を検討していることは事実」などと発表し、「本日現在決定している事実はない」が「本件は6月26日(月)開催の当社取締役会に付議する予定」などと発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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