ラバブルマーケティンググループのコムニコが開発・提供するSNSマーケティングに役立つSaaS型ツールの契約件数が合計500件を突破

■優れたUX/UIやSNSリスク管理の観点などで評価され契約件数を伸ばす

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)の子会社で、企業のSNSマーケティング支援事業を行うコムニコは26日、同社が開発・提供する、SNSマーケティングに役立つ複数のSaaS型ツールの契約件数が、2023年5月時点で合計500件を超えたと発表。

■直近2年の契約件数の伸び率は160%

 コムニコが開発・提供している主なSaaS型ツールは、2012年12月から提供しているSNS運用効率化ツール「comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)」、2018年5月から提供しているSNSキャンペーンツール「ATELU(アテル)」、2023年3月下旬から提供している、InstagramのDM自動返信に対応するチャットボットツール「autou(オウトウ)」の3つである。「comnico Marketing Suite」と「ATELU」は毎年契約件数を伸ばし続けており、この2つのツールをメインとした契約件数の伸び率は、2021年3月期から2023年3月期の直近2年間で160%となっている。3月に新たに提供開始した「autou」も、大手食品メーカーの契約が決まるなど、複数社による受注があり、今後のSaaS型ツール全体の契約数拡大に寄与するツールとなることを見込んでいる。

■「comnico Marketing Suite」の契約継続率98%以上、「ATELU」は97%以上と高い継続率を維持

 2023年3月期の1年間の平均で、「comnico Marketing Suite」の契約継続率は98%以上、「ATELU」に関しては97%以上となっており、いずれも高い継続率となっている。この高い数値が維持できる要因のひとつとして、コムニコが開発・提供するツールは、実際にSNS運用を行うコムニコ従業員の声を反映した、プロの現場目線で開発されていることが挙げられる。長年SNSマーケティング支援を行っているコムニコの従業員が、顧客の支援の際に自社ツールを使い、使いやすさなどを開発担当者にフィードバックし、UX/UIの改善をしながらクオリティを高めている。

■Twitter API有料化の影響などで一部競合サービスが終了に

 一方、企業・団体のSNS活用とSNSリスク管理への需要は高まる傾向で、コムニコのツールへのさらなるニーズの増加を期待。

 2023年に入って以降、X社(前:Twitter社)はTwitter APIの有料化や仕様変更を行っており、この影響によりサービス継続が難しくなったSNS関連ツールが複数ある。こうした中でコムニコは、Twitter側の変化への対応を行い、各ツールの利用継続を可能にしているため、サービス終了を余儀なくされた競合サービスからのリプレイスについての相談を複数企業からもらっている状況である。

 Twitter APIの影響で終了するサービスが出ている一方で、SNSを活用したいという企業・団体は変わらず多く、また同時に、SNSが起因となる「炎上」など、SNSリスクを生じさせないための対応の必要性も高まっている。「comnico Marketing Suite」は、SNS投稿を行う際の、誤字脱字や不適切な表現が無いかの確認を、チーム内で複数回行うことができる承認フロー機能や、災害や事件があった日に不適切な投稿をしないための、被災日がわかるカレンダーなど、リスクを防ぐのに役立つ機能がある。さらに、多数のアカウントを一元管理できるため、複数ブランドを持つ企業は、本部で各ブランドの投稿を一括管理して会社全体のリスクマネジメントをすることが可能で、この点を評価されて多数アカウントでの契約をする顧客も増えている。また、「ATELU」は、SNSキャンペーンの応募収集や当選者への連絡を自動で行う機能があるため、手作業による収集漏れや当選者への当選連絡漏れ、誤送信などのSNSキャンペーン実施におけるリスクを防ぐことが可能となる。

 このように、他社ツールからのリプレイス、SNSリスク防止策の需要への対応、そして新たに提供開始したチャットボットツール「autou」の契約件数増加の見込みから、コムニコが開発・提供するSaaS型ツール全体の契約件数及び売上は、今後も増え続けることが期待できる。

 コムニコは、日本のSNS黎明期からSNSマーケティング支援事業を行う老舗企業として、これまでに培った知見や経験を活かして、顧客の支援に役立つツールの開発及び高い質を求めた改善を、今後も続けていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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