日本郵政は小高い、「楽天G株で損失800億円計上へ」と伝わるが瞬間安にとどまる

株式市場 銘柄

■かねて「減損処理」の必要性が言われていたようで一歩進む形に

 日本郵政<6178>(東証プライム)は6月30日、反発歩調で始まり、取引開始後は1036.0円(4.0円高)まで上げる場面を見せて小高い相場となっている。「楽天G株で損失800億円計上へ、4~6月」(日本経済新聞6月30日付朝刊)と伝えられ注目されたが、瞬間的に6.5円安の1025.5円をつけただけで切り返した。

 日本郵政は2021年に楽天G(楽天グループ)<4755>(東証プライム)と資本業務提携した。この頃の楽天Gの株価は1400円前後だったが、直近は500円を割り込み上場来の安値圏で推移している。資金運用者などの間では、かねてから「減損処理」の必要性が言われていたようだ。800億円という具体的な数字が出てきたことにより一歩進むことになり、不透明感が幾分は晴れた形になったようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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