八千代工業はホンタによるTOB発表を受け急伸、完全子会社化後議決権の81%をインド企業グループに譲渡へ

■パラダイムシフトに対応、八千代工業も賛同の意見表明を発表

 八千代工業<7298>(東証スタンダード)は7月5日、買い気配で始まり、午前9時15分現在は17%高の1360円(207円高)で買い気配となっている。4日の20時過ぎ、株式の50%超を保有するホンダ(本田技研工業)<7267>(東証プライム)が八千代工業へのTOB(公開買付)について発表し、TOB価格は1株1390円としたため、これに向けて買い先行となっている。八千代工業も賛同の意見表明を発表した。5日のストップ高は300円高の1483円になる。

 発表によると、ホンダは八千代工業の完全子会社化を完了後、八千代工業の議決権の81.0%に相当する株式をインド企業系のオランダ企業マザーサン社に譲渡する。ホンダは2040年に新車販売の全てをEV(電気自動車)又はFCV(燃料電池自動車)とする目標を掲げており、自動車部品サプライヤーにも大きな影響を与える急速なパラダイムシフトが進んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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