多摩川HDは再び一段高、10日に決算説明会、1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新

■前期決算発表のあと新規受注や発電所の引渡しなど相次ぎ期待強まる

 多摩川HD(多摩川ホールディングス)<6838>(東証スタンダード)は7月5日、続伸基調で再び一段高となり、13時40分過ぎに15%高の956円(123円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新している。小形風力発電所5基の引渡しについて6月30日に発表し、7月3日には機関投資家等を対象とする2023年3月期の通期決算説明会を7月10日に開催と発表し、株価材料と業績動向の両面から期待をそそられる相場になっている。

 3月決算は5月15日に発表済みで、連結業績は売上高が前期比47%減で各利益とも赤字だった。今期(24年3月期)の予想は売上高を83%増とし、各利益は小幅だが黒字化の見込みとしている。6月には、世界有数のシェアを持つ国内半導体企業から半導体試験装置の新規受注を発表したため、業績予想の上振れなどに期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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