GRCSは再び急反発、日々の終値が高安交互に来る「クジラ幕」相場だが強気筋優勢の見方

■取引時間中の高値は断続的に更新、大阪デジタルエクスチェンジに納入を好感

 GRCS<9250>(東証グロース)は7月11日、再び急反発となり、16%高の4090円(570円高)まで上げた後も4000円に近い位置で売買され、昨10日につけた取引時間中の高値4330円に向けて急伸している。7月4日の夕方、大阪デジタルエクスチェンジ株式会社(東京都港区)が年内に開設を目指すセキュリティトークンの売買取引システムにGRCSのマッチングエンジンが採用されたと発表し、株価は翌5日にストップ高。以後、取引時間中の高値を断続的に更新しながら上値を追う相場となっている。業績は2022年11月を底に急回復の見込みとしており、この採用により回復に弾みがつく期待が出ている。

 もっとも、株価を日々の終値で見ると上げた日と下げた日が交互に到来しており、7月5日のストップ高(500円高)以降、310円安、700円高、270円安、そして11日は急反発中、となっている。このような相場は、白・黒が交互に現れるため「クジラ幕」相場とも呼ばれ、強気と弱気が拮抗しているためで、相場の方向性はまだつかめないとされる。ただ、取引時間中の高値は断続的に更新しているため、強気筋が優勢の相場と見ることができるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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