加賀電子は「当たり屋」SBI証券の目標株価など意識されるが上場来高値に向けて出直る

■まだ4000円台だった頃に6200円とし的中、今回は8300円に

 加賀電子<8154>(東証プライム)は7月19日、6400円(110円高)まで上げた後も堅調に売買され、後場は6300円で売買開始。2週間前につけたばかりの実質上場来高値6660円(2023年7月5日)に向けて再び上値を指向している。SBI証券が6月下旬のレポートで目標株価を2000円引き上げて8300円に見直しており、買い安心感があるようだ。同証券は、まだ加賀電子の株価が4000円台だった22年9月に目標株価を6200円とするレポートを出した「当たり屋」とあって今回の目標株価8300円にも注目と期待が集まっている。

 SBI証券は6月27日付のレポートで、電子部品事業、EMS(受託製造)事業とも「25/3期から増収増益基調へ」とし、投資判断は「買い」を継続、目標株価をそれまでの6300円から8300円に引き上げた。加賀電子の2023年3月期の連結業績は売上高、各利益ともすべて最高を更新した。今期・24年3月期の予想は減益としたため、株価は上げ一服・小休止となったが、このところは出直りを強めている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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