【株式市場】日経平均は後場一段と上げ402円高、終盤に上値を追い高値引け

◆日経平均は3万2896円03銭(402円14銭高)、TOPIXは2278.97ポイント(26.69ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億4033万株

 7月19日(水)後場の東京株式市場は、円安の鈍化を受けて自動車株などがやや値を消して始まったものの、中盤から再び円安が強まったことや金利上昇の思惑は後退とされたことなどを受け、14時過ぎからホンダ<7267>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などが一段ジリ高となり、日産自<7201>(東証プライム)は配当性向の拡大期待もあり高値引け。川崎汽船<9107>(東証プライム)などの海運株も前場の上げ幅を保って推移。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は自治体の不要品再利用支援先の拡大や品川新拠点など注目され高く、ベステラ<1433>(東証プライム)は黒字幅拡大期待などで高い。半導体関連株も総じて堅調。日経平均は14時頃まで上げ幅250円前後で推移したが、再び上値を追って大引けは上げ幅400円に乗り高値引けで2日続伸となった。

 後場は、ムゲンエステート<3299>(東証プライム)がストップ高買い気配を続けて大引けに値が付き、業績予想の増額修正を好感。ユーピーアール<7065>(東証スタンダード)は第3四半期決算が好感されもみ合いながらも一段高。Shinwa Wise Holdings<2437>(東証スタンダード)は5月決算と今期予想が好感され終盤に一段と上げストップ高。6月21日上場のオービーシステム<5576>(東証グロース)は年初来の安値圏で一段と上げ出直り幅を拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は12億4033万株(前引けは6億2272万株)、売買代金は3兆2189億円(同1兆6743億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1615(同1556)銘柄、値下がり銘柄数は179(同231)銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、輸送用機器、証券商品先物、鉱業、不動産、医薬品、卸売り、空運、その他金融、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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