【株式市場】日経平均は181円高、3日続伸、業績予想の増額銘柄など強く新規上場2銘柄は好発進

◆日経平均は2万7431円84銭(181円56銭高)、TOPIXは1918.21ポイント(11.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億4471万株

 10月26日(水)後場の東京株式市場は、円相場がやや円高気味になったことで前場上げた自動車株や機械、電子部品株などが上げ幅を縮め、鉄鋼、海運株は軟調なまま推移した。一方、円高が追い風のニトリHD<9843>(東証プライム)や良品計画<7453>(東証プライム)は一段強含み、業績予想の増額が好感されたタカラバイオ<4974>(東証プライム)なども一段強含んだ。日経平均は320円高で始まり、14時頃まで上げ幅300円前後で推移し、大引けにかけてはやや値を消したが3日続伸となった。

 後場は、ギフティ<4449>(東証プライム)が一段ジリ高となり、企業や団体が取引先や顧客、従業員に贈る「コーポレートギフト」に特化した新サービス開始など好感。マネーフォワード<3994>(東証プライム)は四半期決算を受けた証券会社の投資判断・目標株価など好感され一段高。栄電子<7567>(東証スタンダード)はTDK<6762>(東証プライム)との取引大とされスマートグラスで両眼直視を実現した世界最小クラスの超小型フルカラーレーザーモジュール開発など好感の様子。WASHハウス<6537>(東証グロース)は黒字化低略期待や台湾の半導体大手TSMCの九州新工場による「シリコンタウン」形成変期待などで中盤にかけて一段高。

 26日新規上場となったリンカーズ<5131>(東証グロース)は午前11時13分に503円(公開価格300円の68%高)で初値をつけ、前引けにかけて 513円まで上げ、後場は売買交錯となり大引けは450円となった。

 同じく26日新規上場となったAtlas Technologies(アトラス・テクノロジーズ)<9563>(東証グロース市場)は午前10時56分に2320円(公開価格1440円の61%高)で初値をつけ、後場寄り後に2663円まで上げたあと売買交錯に転じ大引けは2000円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4471万株(前引けは5億3120万株)、売買代金は2兆7072億円(同1兆4165億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1218(前引けは1375)銘柄、値下がり銘柄数は547(同379)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、医薬品、サービス、その他金融、精密機器、その他製品、繊維製品、化学、情報通信、不動産、建設、食料品、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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