【株式市場】日経平均は後場一段と下げ405円安、反落、中で海運、鉄鋼、不動産など堅調

◆日経平均は3万2490円52銭(405円51銭安)、TOPIXは2260.90ポイント(18.07ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億2516万株

 7月20日(木)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)などが持ち直して始まったものの上値が重く、ソニーGは13時頃からジリ安気味に推移し、ファーストリテ<9983>(東証プライム)は次第安、日経平均構成銘柄に売りが出ているとの見方。一方、前場に足を引っ張った半導体関連株は一進一退となり、朝寄り後を除いて一服模様だった大手海運株は商船三井<9104>(東証プライム)などが再び堅調となった。日経平均は小戻して始まったが、13時頃からジリ安基調となり、14時杉に前場の安値を下回り、大引け間際に433円17銭安(3万2462円86銭)まで下押して大引けも前日比反落となった。

 後場は、13時に業績・配当予想の増額修正を発表したリョービ<5851>(東証プライム)が急動意の一段高となり、同じくダイカスト業界のアーレスティ<5852>(東証プライム)も急に値を上げ連想買いの見方。オンワードホールディングス<8016>(東証プライム)は一段ジリ高となり高業績を買う相場が再燃と5日ぶりに高値更新。ネオマーケティング<4196>(東証スタンダード)は生成AIを活用した市場リサーチへの期待で朝から買い気配のままストップ高を続け2日連続ストップ高。クロスプラス<3320>(東証スタンダード)も朝から大引けまで買い気配のままストップ高を続け業績・配当予想の大幅増額修正を好感。クラウディアホールディングス<3607>(東証スタンダード)は業績予想の大幅増額を買う相場が再燃とされ一段と上げて出直り拡大。スマサポ<9342>(東証グロース)は入居者アプリのアパホテルグループ導入が材料視され11時頃に急動意となり後場一段と上げてストップ高。W TOKYO<9159>(東証グロース)は自律反発とされ6月29日に上場して以来の安値から2日続伸。

 東証プライム市場の出来高概算は11億2516万株(前引けは5億7927万株)、売買代金は2兆9627億円(同1兆5719億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は497(前引けは538)銘柄、値下がり銘柄数は1264(同1213)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、鉄鋼、不動産、海運、パルプ紙、空運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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