【株式市場】前場の日経平均は50円高、TOPIXは小安いがグロース株とバリュー株が共に高い

◆日経平均は3万9853円20銭(50円11銭高)、TOPIXは2715.79ポイント(5.43ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億479万株

 4月2日(火)前場の東京株式市場は、NY株式市場でNASDAQ指数と半導体株指数が上げたことなどを受け、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株に出直る銘柄が目立ったほか、並行して日本製鉄<5401>(東証プライム)などのバリュー株も反発し堅調に推移。また、三菱地所<8802>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)など、低金利が追い風の不動産株と金利上昇が追い風の銀行株が共にしっかりとなった。日経平均は89円高で始まり、午前9時半頃に347円96銭高(4万151円05銭)まで上げて4万円を回復。その後は伸びきれなかったが前引けも小高かった。TOPIXは小安くなった。

 レノバ<9519>(東証プライム)が急伸し東京ガス<9531>(東証プライム)との資本業務提携、東ガスの13.04%出資を好感。日本電子<6951>(東証プライム)はモルガンスタンレーMUFG証券による目標株価など好感され急伸。KOKUSAI ELECTRIC<6525>(東証プライム)は米インテルからの最高級サプライヤー認定など好感され大幅出直り。あみやき亭<2753>(東証プライム)は3月決算と今期予想が好感され急動意。タカキュー<8166>(東証スタンダード)は債務の株式化などの支援決定を好感した相場の中で急反発。アゴーラ ホスピタリティー グループ<9704>(東証スタンダード)は信用取引規制の解除など受け再び急伸。ファンデリー<3137>(東証グロース)はNTTやアサヒビールとの連係など好感した相場の腰が強いとされ急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は8億479万株、売買代金は2兆585億円。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は301銘柄、値下がり銘柄数は1327銘柄。

 東証33業種別指数は10業種が値上がりし、石油石炭、鉄鋼、鉱業、保険、非鉄金属、電力ガス、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る