【株式市場】日経平均は朝方の409円安から回復し72円安、TOPIXは小高い

◆日経平均は3万2417円92銭(72円60銭安)、TOPIXは2266.75ポイント(5.85ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億2025万株

 7月21日(金)前場の東京株式市場は、NY市場でNASDAQ指数が比較的大きく下げたことなどを受けて半導体関連株が続落模様となり、電子部品株や精密機器株も軟調となった。一方、NYダウは9日続伸とあって米国景気の腰の強さも言われ、ホンダ<7267>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などは朝方を除いて高く、三菱商事<8058>(東証プライム)なども中盤からしっかり。四半期好決算のニデック<6594>(東証プライム)は活況高。日経平均は153円安で始まった後409円57銭安(3万2080円95銭)まで下押したが、あとは回復傾向となり前引けは小幅安。TOPIXは小高くなった。

 そーせいグループ<4565>(東証グロース)が急伸しスイス企業からアジア地域の権益譲受を好感。エリアクエスト<8912>(東証スタンダード)は自社株買いなど好感され急伸。クロスプラス<3320>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高となり業績予想の増額など連日好感。パルマ<3461>(東証グロース)は6月の月次動向が好感されて急伸し一時ストップ高。

 新規上場のナレルグループ<9163>(東証グロース)は、午前9時10分に2540円(公開価格は2690円)で初値をつけ、その後公開価格と同じ2690円まで上値を追う場面を見せ、前引けは2571円。

 東証プライム市場の出来高概算は6億2025万株、売買代金は1兆6933億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は895銘柄、値下がり銘柄数は840銘柄。

 東証33業種別指数は25業種が値上がりし、医薬品、電気機器、パルプ紙、鉱業、保険、建設、鉄鋼、精密機器、空運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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